88年~99年モデルのC/Kのラジエーター交換です。
ラジエーターからの水漏れは定番のトラブルです。
当店のサバーバンも10年ほど前に一度交換しましたが、また同じ場所(オイルクーラーホースの差込部分)から漏れてしまいました。
写真は運転席側、ロア側のオイルクーラーホースの差込部分です。
ちなみに、このネジの内側をエンジンオイルが、外側をクーラントが流れています。
ネジの外側、クーラント側が漏れてしまうことが多いようです。
ラジエーターの樹脂部分、サイドタンクのみの部品設定もありますが、安価なものではありません。
また、オイルクーラーを再利用する必要があり、分解、組み立ての手間やリスクを考えるとメリットはほとんど無いと思います。
当店でもラジエーターまるごとの交換をおすすめしています。
それでは、ラジエーター交換に行ってみましょう。
必要工具など
特に特殊な工具は不要です。
一般的な工具をご用意ください。
所要時間 120分
※作業時は安全で平らな場所に駐車し、サイドブレーキをかけてバッテリーのマイナス端子を外します。
安全には十分に注意しましょう。
写真をクリックするとコメントをご覧いただけます^^
- ファンシュラウドを外す準備です。マイナスドライバーを使ってコルゲートチューブを外します。
- 固定ボルトを外します。上側はこの3本。
- 両脇のこの箇所に2本ずつのボルトがあります。(上側と合わせて合計7本)これは運転席側。デフのベントホースを外します。エバポパイプはラジエーター側に爪があるのでシュラウドを持ち上げてから。
- 10mmソケットを使用しました。7本全て外します。
- シュラウドを持ち上げながら、エバポホースのプッシュピンを押し出して外します。
- アッパーファンシュラウドが外れました。
- クーリングファンを外します。TBIエンジンの場合4本のナットで固定されています。13mmレンチを使用しました。
- ナットを外すとファンが外れます。
- ファンが外れるとかなりのスペースができますね!
- ロア側のシュラウドを外すため、スキッドガードを外します。片側2本ずつ、計4本のボルトで固定されています。15mmソケットを使用しました。
- スキッドガードを外すと、ロア側のファンシュラウドが見えました。
- 真下から見たところ。こちらは助手席側。2本のパイプはATクーラーパイプです。少し見えにくいですが、青丸の位置にシュラウドを固定しているボルトがあります。
- こちらは運転席側。ギアボックスが近くて少し狭いです。
- 2本のボルトを外したら、ファンシュラウドを上側から取り出します。
- いよいよロアホースを外して水を抜きます。ウォーターポンプ側を外しています。抜いたクーラントは適正に処理しましょう。
- アッパーホースをラジエーター側で外します。純正のホースクランプはバイスプライヤーがあると便利です。
- アッパーホースが外れました。
- ラジエーターのアッパーマウントブラケットです。左右に付いています。これは運転席側。ボルト1本で固定されているので、10mmソケットを使用して外しました。
- アッパーマウントブラケットが外れました。
- リザーブタンクに繋がるホースを外します。
- 助手席側のATクーラーホースです。1/2インチレンチを使用しました。
- ロア側も。外してしまうとオイルが出てくるので、この段階では緩めているだけです。
- 運転席側のエンジンオイルクーラーホースです。20mmくらいのようですが、丁度よい工具が無かったためモンキーを使用しました。
- アッパーもロアも両方緩むことを確認します。ホースを外すとクーラーからオイルが出てきます。オイルの受けになるものを用意しましょう。
- パイプを外します。こちらはATクーラー。ラジエーター内に残ったATFが出てきます。パイプ側からはほとんど出ません。
- エンジンオイルクーラーホース。こちらもクーラー内部のオイルが出てきます。ホース側からはほとんど出ません。
- ホース類を全て外せば、ラジエーター本体を上に持ち上げるだけで簡単に外れます。
- ラジエーターが外れました。泥んこだらけです^^;
- 今回外した部品たち。余計なものも外れていますがお気になさらず(笑)
- あまりに泥んこが酷いので、オイルラインをビニール袋で保護。
- ジャバジャバ水をかけて洗い流しました。
- こんなに綺麗になりました♪
- ラジエーターロア側のゴムマウント、簡単に外れるので位置を再セットします。
- 新しいラジエーターです。社外のラジエーターは付属の変換アダプターが必要な場合があります。今回はATクーラー側にアダプターが必要でした。
- ラジエーターをセットしてアッパーマウントブラケットを仮固定します。
- ロア側のゴムマウントも位置がずれていないかチェックします。
- ホース類を接続。こちらはATオイルクーラー。
- エンジンオイルクーラーホースはOリングを新しいものに交換しましょう。
- あとは逆の手順でくみ上げて交換作業は終了です。ファンの隙間に見えるピカピカなラジエーター♪
交換が終わったらオイルの量をチェックし、減っているようなら補充します。
クーラントを入れてエア抜きをしたら完了です。
エア抜きの手順は以下のリンクをご参照ください。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/ck-parts/diy21.html
ラジエーター交換、いかがでしたか?
意外と簡単にできちゃいます♪
症状が進行してジャジャ漏れになってしまったら走行不能です。出先でのトラブルはなるべく避けたいですよね。
普段から車の周囲を確認するようにし、軽い症状のうちに発見、対策ができると良いと思います^^
クーラントが漏れていると独特の甘い匂いがしますのですぐに分かると思いますよ。
ご不明な点があれば、お電話やメールでのサポートも是非ご利用ください^^
今回使用した関連商品はこちらです♪
・ラジエーター
http://store.shopping.yahoo.co.jp/ck-parts/ck0027.html
※当店のラジエーターは高いです。なぜならアメリカからしっかりした商品を輸入しているからです。
オークションなどで見かける低価格の物はコアの厚みが薄いものや品質もそれなりの物が多いのでお気を付けください。
GMトラック C/K専門店 C/K Parts Shop
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